ナンタケットバスケット
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潔いほどにシンプルなかたちのナンタケットバスケット。
世界でも類を見ないほど 最も高価なバスケット。
一つのかごは数万円から、有名な作家ものになると百万円のお値段がつくほど。
「世界一美しいかご」といわれ、膨大な工程を経て手作業で作られます。
素材はオークやチェリー材。機能美・実用性を兼ね備えています。
製作する職人さんが限られており、1年待ちもざらにある、大変稀少な伝統品です。

ナンタケットバスケット_e0162117_10554254.jpgアメリカ東海岸、大西洋に浮かぶ小さなナンタケット島。捕鯨で栄えた島だったのですが、もともとは漁師たちが鯨から採れる油を入れる樽を作る技術を駆使し、沖合に繋がれた灯台船で灯台を守る間、暇にまかせて作ったのがこのバスケットの始まりです。
ナンタケット島はセレブの避暑地で、 風光明媚な島の自然は手つかずのまま、素朴で静かな暮らしができるそう。
欧米では、高級品であるナンタケットバスケットを所有することは、上流階級のシンボルとされています。エリザベス女王に献上されたこともあり、ホワイトハウスのクリスマスツリーに 飾られたこともある、由緒正しき芸術品。
オードリー・ヘプバーンやジャクリーン・ケネディも、ナンタケットバスケットの愛好者として知られています。

ナンタケットバスケット_e0162117_10163651.jpg上質のバスケットは、年を経るごとにアメ色に変化し、味わい深くなっていきます。
一生ものとして、そして親から子に代々受け継がれていくものです。
わたしが持っているのはオープンタイプのバスケット。
底板が厚手になっていて大変頑丈です。重いものを入れてもビクともしません。
出かけるときに大きなバスケットにポットなどお茶道具やおにぎり、果物など何でも入れ込みます。
高価なほうのナンタケットバスケットではありませんが、とても重宝しています。
使い始めてから5~6年くらい経ち、だんだん艶が出てきました。
これからもどんどん使い込んでいきたいです。


もっと詳しくナンタケットバスケットを知りたい方は こちら
by bull_chihoko | 2010-09-14 10:17 | 愛しい物・コレクション
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