孤高のメス
e0162117_8531373.jpg脳死肝移植という禁断の手術に挑んだ一人の医師の信念を描いた「孤高のメス」。
臓器移植や医療ミス、地域医療といった医療問題を取り上げています。最初、随分地味で重いテーマだなって思っていたのですが、それをあえて映画化したのだから何か強いメッセージがあるはずだと感じ、映画館へ向かいました。
ご自身、身近な方を医療ミスで亡くしている成島出さんが監督です。
原作は医師の大鐘稔彦さんですから病院内部の状況、緊迫した臓器移植の手術場面も非常にリアリティがありました。医療監修は日本初の脳死肝移植を手がけた順天堂大学医学部の教授チームだそうですから、ぞくぞくするほどリアルな臓器の手術シーンでした。

誰かの命を助けるために脳死でも鼓動している我が子の心臓を止める決心ができますか?
そうした脳死肝移植に向けてのそれぞれの思いに、感動の涙が止まりませんでした。
自分が今、存在するのは「大切な人からの命のつながり」が作用していると気づかされます。
法律違反と責められても 目の前の患者を救う医師の使命感に心が揺さぶられました。
この映画ほど観る前と観終わってから感情のギャップを感じた映画は無いかもしれません。
それくらい人道的にも哲学的にも考えさせられた映画でした。
観終わった後は清々しい爽快感。邦画は質が高いと実感した映画でした。


一番近くでの上映が青森コロナワールドです。Yahoo!のレビューで4.5の超高得点です。
ぜひ、ご鑑賞していただきたいと思います。
by bull_chihoko | 2010-06-07 08:53 | 映画の感想 | Comments(0)
<< iPhone 4  本日発表! マロン 6才になりました! >>