スティーブ・ジョブズ(Steven Paul Jobs)氏
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2010年6月現在、日本においてビルゲイツ氏を知らない人はいませんが、スティーブ・ジョブズ氏を知る人は多くありません。ジョブズ氏はウィンドウズの元祖であるマッキントッシュを創り、音楽の流通に革命を起こしたiPodを創り出し、携帯電話の在り方を根本から変えたiPhoneを創り出しました。
もしかしたら近い将来、ターミネーターのようなホンダのアシモを何十倍も進化させたロボットを自動車並みの価格で出してくるかもしれませんね・・・。
今、ジョブズの真価がようやく人々に認知されてきた感じがあります。

ジョブズを知る人物は彼を徹底的に嫌うか崇拝するかのどちらかだそうです。
絶対的なカリスマ、完璧主義者でもあったジョブズの人物としての極端さは、
自分が中心となって創始したアップル社を、自らがスカウトした人物の手によって
追放されてしまうという遍歴にもあらわれています。
その後、新会社NeXTを設立、ジョージ・ルーカス・フィルムのコンピュータ部門を買収し、CGアニメーション映画制作会社ピクサーを創設。「トイ・ストーリー」を世に送り出しています。
後にピクサーをディズニーに売却したことからジョブズはディズニーの個人筆頭株主になると同時に、ディズニーの役員に就任しています。
業績が落ち込み、倒産寸前のアップル社から復帰を依頼されてからは、情け容赦ない
リストラ、衰えることのない強靭な信念と行動力で今日の大成功まで導きました。
アップル復帰後は年報酬をわずか1$しか受け取っていないことも知られています。

今月15日よりiPhone4の予約受付が始まりましたが、
米国だけで初日60万台の注文があったそうです。
一日にそれだけの台数を売り上げる商品は他に無いのではないでしょうか。
人々が幸せを膨らませられる魔法のような道具を純粋に創り続けているのです。
では、どうしてジョブズはこれほどまでに神でありつづけられるのでしょうか?
それは、ジョブズの悲しい生い立ちに理由があるように思います。
生まれてすぐに、母親に見捨てられたことが、嫌が上にも
生きることの意味を考えざるを得ない状況にさせたのだと思います。
「アップルの真価は次の製品でわかります。」毎回ジョブズが言う言葉です。
今発表の製品を示すのではなく、次の製品を示すジョブズの創造する世界とは?
人類の未来の文明の鍵を握っているのは、ジョブズなのだという気がします。

アップル社の社名の由来は、ジョン・レノンを敬愛するジョブズがビートルズの
レコード会社として有名なアップルから名づけたという説があります。
ジョブズは新製品のプレゼンテーションでビートルズのレコードジャケットを何度も
使用しているそうです。ロゴマークは、当初ニュートンがリンゴの木に寄りかかって
本を読んでいるデザインだったそうですが、後日、固定観念に縛られず遊び心のある会社にしたいという想いから「ひとかじり」マークに変更されたそうです。
2009年には、米国の「過去10年間の最優秀経営責任者(CEO)」に選出されています。


20011年10/7 ジョブズ氏、最期に無言のプレゼン・・・・の記事は → こちら



 
by bull_chihoko | 2010-06-18 12:17 | ダイアリー
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