今朝は珍しく息子が子どもだった頃の夢を見ました。
そういえば、今日は七五三。
子どもの成長を祝って神社にお参りし、記念撮影したりしますね。
二人の息子たちにはそれぞれ和服の羽織袴も着せましたが、それはあまり思い出には残っていなくて、当時を振り返ると、やはり
わたしが手作りした洋服の姿が思い浮かびます。
子どもを育てる時にわたしは自分で「子育て四原則」をつくりました。
一、小言を言わない
二、勉強しろと言わない
三、お腹いっぱい食べさせる
四、挨拶をきちんとさせる
全部、わたし自身へのルールです。
どんな母親になりたいかという思いが込められています。
一と二は守るのが大変でした。つい、言ってしまいそうな言葉を飲み込むことの難しいことといったら···。心に四原則を決めていなかったら口走っていたはずです。
わたしが子どもの頃、よく母に「勉強したの?」と言われていました。それが嫌で、自分が親になったら絶対に子どもには言わないようにしようと思っていました。
小言は言わない代わりに挨拶だけは厳しく躾けました。社会人になって勉強より大事なのは挨拶が出来るかどうかです。周囲との最低限のいい関係をつくるためにこれだけは身につけていてほしかったのです。
年月が経ち、息子たちが大きくなり上京してから、子どもの頃のスナップ写真をフレームに入れてリビングの片隅に飾っています。
時折、目にすることで自分の過ごしてきた時間の流れを感じることができます。
忘却という生活のまどろみから時々夢が自分の生きてきた暮らしの感覚をはっと目醒めさせてくれます。
有り難いことだと思います。