時代を超え、国境を越え、愛され続ける道具たち。
今日はフランスアンティークの古いお皿、サルグミンヌの花リムの紹介です。
フランスのサルグミンヌ(Sarreguemines)という街に1790年に創業したサルグミンヌ窯。かなり古くから品質のよい陶器製作会社としてナポレオンも愛用したことで知られています。カフェオレボール、プレートなど、今も世界中のコレクターたちの憧れの的になっています。中でも特に人気があるのが、花リムのシリーズです。
リムとは縁(ふち)のことで、花びらのようなディテールをしています。
写真はソーシエといって、ソースを入れるための器。流れるよう曲線、温かみのある象牙色、この器が使われていた100年前の暮らしぶりに想いを馳せます。
こちらはディナープレート。吸いつくようなきめ細かさと滑らかさ。
シンプルで上品、お料理が特別美しく見えると、フランスのシェフたちにも大変人気があるそうです。
海を越え、フランスからやってきたサルグミンヌの古いお皿が
ダイニングテーブルにきれい映り込みました。壁の色や英国アンティークのキャビネットの雰囲気にとてもなじんでいます。何だか居心地が良さそうです。