もっと危機感を
このブログの2009年1/26の記事で 
「わたしたちが住むこの社会には多くの悲しみや不条理があります。
このブログでは意識してそのような部分から遠ざかる方向を探しています。
わたしが大切にしているのは、日常のなかにある小さな幸せです。
(中略) 
そうした経験を含めて、わたしなりに探し見つけた小さな幸せを、このブログでお伝えして、皆さまの幸せ探しのお役にたてたら・・・との思いで綴っております。」と書きました。

11日の東北地方太平洋沖地震と津波の被害から既に3日が経とうとしています。
実はもう今日からこの話題から離れて普段通りの内容に戻したいと思っていました。
でも、今現在日本で起きている現状をわたしなりに把握して、やはりお伝えしたほうが良いと思い直しました。

今、最も注目するべきことは福島原発でのメルトダウンの現状です。
福島第1原発では1号機に続き、3号機も非常用炉心冷却装置が動かなくなり、13日、3号機も1号機と同様に、原子炉建屋に水素がたまり、爆発する可能性が生じたことを保安院が明らかにしました。3号機について、保安院は1号機と同様に炉心溶融(メルトダウン)が起きていてもおかしくないと発表しました。
海水とホウ酸水注入しましたが、冷却水の水位は低く、燃料棒上部が露出。
敷地内では同日午後1時52分、1時間当たり1557.5マイクロシーベルトと、放射線量が東日本大震災発生後の最大値を記録。
ただ海水というのは何重にもある緊急防災対策の最終手段だということが強調されていません。これでダメならもう為すすべが無いということです。
しかも1号機はウランを燃料としてますが、3号機はウランにプルトニウムを混合する強毒性のMOX燃料なので、大パニックを起こさないため政府は情報統制しています。でも、これは立場上やむを得ないことなのかもしれません。
ただ、この3号機で深刻なメルトダウンが起きるとチェルノブイリ事故に匹敵する大惨事になる可能性が大きいです。
東日本大震災を受けて在日フランス大使館は13日、余震の可能性や福島第1原発での事故を踏まえ、首都圏にいるフランス人に対し、滞在すべき特段の理由がない場合は数日間、関東を離れるよう同大使館のウェブサイトで勧告したそうです。
サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督も12日急きょイタリアへの帰国。
アメリカ大使館の駐在員も東京を脱出。昨日支援活動のため被災地に到着した米軍もヘリのよる救援活動を中止しています。
もっと危機感を_e0162117_3143277.jpg日本のテレビには映し出されませんが、福島原発から住民を避難させたり被曝したとされる人たちを搬送する自衛隊員·医療関係者などはガスマスクで完全防備姿なのが海外メディアからのネット配信で流れています。
深刻なメルトダウンが本当に引き起こってしまうかは誰にもわかりません。
でも、良識ある原発の設計者は危機的状況に陥っていると発言しています。
もうテレビに頼らないで、独自に情報収集し対策をとる段階にきていると思います。

わたしの書き方は過激なのかもしれません。
しかしながら危機感が全く無いよりも最悪の状況を想定して心の準備をしたほうがいいと思ってお伝えしました。


「原発の危険性」の動画は→ こちら
by bull_chihoko | 2011-03-14 02:52 | 原発震災関連
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