テレビで放送されないこと
テレビで放送されないこと_e0162117_15405144.jpg福島第一原発の1,3,2号機に続いて4号機も爆発してしまったことは既にご承知だと思いますが、放射性物質の恐ろしさをテレビでは放送されていません。
放射線量は問題のない程度だとしきりに報道していますが、怖いのは放射線量ではなく放射性物質なのです。


今日の読売新聞の記事
で「東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所から放射性物質が漏れた問題で、都内でも15日、通常の20倍の放射線量が観測され、被曝(ひばく)への不安が広がった。また、世田谷区内で自然界に存在しないヨウ素131やセシウム137などの放射性物質が検出されたことも明らかにした。」
自然界にない人工的に作られる(ウランの核分裂により生ずる)セシウム137は、体内に入るとカリウムと置き換わり、体内被曝の原因となるため大変危険なのです。
いったん、体に入ってしまうと一生体の中にとどまり、癌の原因になります。
1986年発生したチェルノブイリ原発事故では25年経った今でも半径30kmは立ち入り禁止区域になっていてセシウムが残留しているそうです。
昨日、福島原発から飛散した放射性物質を吸い込んでしまったら一生それが体内に残留してしまう恐ろしさをもっと報道するべきだと思います。
また、ヨウ素は甲状腺癌を引き起こします。
チェルノブイリ原発事故では隣国のベラルーシの多くの子どもたちの甲状腺にこの放射性ヨウ素が取り込まれ、やがて甲状腺の異常が多発するようになりました。
1990年代に小児甲状腺ガンは急増しました。放射性物質、多くの人々の命を守るためにその恐怖をもっと報道するべきだと思います。
東京で放射性物質が検出された重大な事実を隠ぺいし、放射線の汚染量の少なさにすり替えて安全だと連呼するのは、情報操作のなにものでもありません。
自分の知識と知恵を駆使して生き抜くサバイバルが始まっているのだと思います。
by bull_chihoko | 2011-03-16 09:53 | 原発震災関連
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