「今、ここで咲いています···。」
桜の頃になったら、今年は芦野公園の桜のトンネルを撮影したいと思っていました。
天候にも恵まれた一昨日の3日、その願いが叶いました。
公園内はお花見を楽しむ家族連れや鉄道ファンの方など
たくさんの観光客の方々で大賑わいでした。
そして、人知れず線路の中で咲いていた たんぽぽ。
健気で逞しくて可愛いたんぽぽでした。
この日は欲張らず、できるだけ自分らしい写真を撮ろうと決めていました。
桜の花のふくらみがちょうどわたしの好きな咲き具合でしたので
「走れメロス号」は控えめに、桜に主役になってもらいました。
芦野公園駅は鉄道愛好家の方にも愛されるスポットです。
思いがけず、
小坂鉄道保存会の方々にここでお会いすることができました。
絶好のお花見日和で、麗らかな桜色の時間を満喫しました。
初めて訪れましたが、日本の桜100選の名所だけあって芦野公園には約2,200本の桜があり、ヒグマのいる児童動物園、園内の芦野湖に架けられた「夢の浮橋」やボートやゴーカートなどいろんな楽しみ方ができる場所です。
太宰治の文学碑や銅像などもあります。
写真は撮れませんでしたが、芦野公園で思いがけない光景を目にしました。
大正時代の頃の風格のあるマント姿や和服姿のご一行様が、
風呂敷で包んだ重箱を持ってやって来たのです。
旧家に代々受け継がれている、とても上質な衣装でした。
大正時代のお花見会場にタイムワープしたような感覚になりました。
日本のお花見文化ってとても良いものですね。