レールバスに感動! 南部縦貫鉄道「旧七戸駅」
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昭和37年生まれのレールバスがあるという南部縦貫鉄道「七戸駅」を訪れました。
2002年に廃止となったレールバスを毎年GWに「レールバスとあそぼう!」イベントで体験乗車できるように「南部縦貫レールバス愛好会」の方々が動態保存し、復活してくださっているのです。
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レールバスとは本来はバスの構造を鉄道車両に持ち込んだ軽量小型のディーゼルカーのことです。軽量で製造・運用コストが低いことから、乗客の少ない閑散路線への投入が古くから行なわれ、旧西ドイツなどにおいて発達しました。
日本では、輸送力に限界があること、また耐用年数が一般車両に比べ短いことからあまり普及しませんでした。この七戸のレールバスはとても希少な存在なのです。

レールバスに感動!          南部縦貫鉄道「旧七戸駅」_e0162117_10572973.jpg今年は震災の影響で、毎年行われていたGWのイベントが中止になりました。
実は、レールバス愛好会のスタッフのほとんどが東京周辺に在住しているのです。
通常ですと会員の方々が毎月何度も七戸を訪れて点検整備や準備作業をして開催されているそうですが、今年は震災があって思うように準備ができない状況になってしまったということです。
しかし、嬉しいことに5/4·5の2日間、レールバスを屋外展示で一般公開されました。

また、来週の5/14(土)·15(日)七戸町天王神社で開催される天王つつじまつりに合わせてレールバスの屋外展示されるそうです。鉄道ファンの方、必見ですょ〜!
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5/4、初めて訪れた、旧七戸駅(青森県上北郡七戸町笊田)。
2輌のレールバスが来場者を待ってくれていましたが···。
到着した時は雨模様だったため貸し切り状態でした。
誰もいらっしゃらなかったので思う存分に見学も写真撮影もできました。
車両は見える所はもちろん、見えにくい部品の一つひとつまできれいに磨かれていて、レールバスへの愛情と熱意を感じました。
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かわいい女性のガイドさんのご案内つきでホームのキハ102の車内に乗りました。
とっても可愛らしい丸いディテールのレールバスに感動!
昭和37年生まれのレールバスはわたしと同い年です!
運転席に座って記念撮影しました。初めて乗車したレールバスなのに懐かしいレトロな雰囲気に大満足しました。南部縦貫レールバス愛好会の皆さまに感謝です。
入場は無料ながら、ガイドさんから可愛いレールバスが描かれた金太郎飴をお土産にいただきました。

レールバスに感動!          南部縦貫鉄道「旧七戸駅」_e0162117_104826.jpgレールバス愛好会の活動資金はレールバスグッズの販売利益を充て、不足分は会員の皆さまのポケットマネーで運営しているそうです。
(わたしはストラップとスポーツタオルを購入。)
雨天の貸切記念に当時使われた切符を特別にくださいました。
今も温かくて懐かしいレールバスの余韻を感じています。
by bull_chihoko | 2011-05-08 10:17 | 鉄道
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