10月1日は「日本酒の日」
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今日、10月1日は「日本酒の日」です。
昭和53年、日本酒造組合が、10月1日を「日本酒の日」に制定しました。
酒という字は、「酉」(とり)に由来します。十二支の10番目は「酉」であり、
「酉」の文字は、酒壺の形をあらわす象形文字で、酒を意味します。

また、10月は収穫された新米を使って新酒が醸造される時期です。
昭和40年以前の酒造年度は「10月1日から」と定められていたこともあり、
蔵元ではこの日を「酒造元旦」として祝っていました。
日本酒の世界では今日から1年が始まるのですね・・・。

ところで・・・
日本酒を注ぐとき、器の下に枡やお皿を置いて、
器からこぼれるまで注ぐのはどうしてでしょう。
それは、お店側が「お客さんにちょっとでもサービスしよう」としたから。
最初は表面張力で盛り上がったお酒を飲むのが定番でした。
ところが、盛りが少ないときはクレームになり、
他店とのサービスの違いを強調するためにも「こぼす」という方法がとられ
それが定着したそうです。
逆に料亭や高級な割烹料理店などはお酒の器は小さくなります。
庶民のお店である居酒屋だからこそ生まれたサービスのようです。
by bull_chihoko | 2011-10-01 13:23 | ダイアリー
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