タイタニック 3D版
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映画は学生の頃から好きで、映画館へはどれくらい足を運んだか分かりません。
その中でもわたしが映画館で最もリピートした映画が1997年の「タイタニック」。
3時間14分もの超大作を通算9回、映画館で鑑賞しました。
嬉しいことに、その「タイタニック」が、15年ぶりに3D版になって
現代の最先端のテクノロジーで復活したとのことで、10回目の鑑賞をしてきました。
15年という歳月の中で自分の視点や感じ方の違いにも向き合うことができました。

折しもちょうど100年前の4月、タイタニック号は処女航海に出航。
その時代の最高峰の技術と豪華さを備え、不沈船と言われたタイタニック。
いわば人類の頂点を極めた象徴。
15年前のわたしはこの事実に基づくスペクタクルの中での悲劇のラブロマンスを
傍観者の視線で観ていました。
しかし、昨年の3,11を経験してからは、安全神話などはあまりにも脆く、
大惨事はいつ自分の身に降りかかってもおかしくないということを知っています。
そして、絶体絶命の瞬間に唯一自分にとって大事なものが見えるということも。

ヒロインのローズは二度もジャックに命を助けられます。
一度目は船尾から身投げしようとした時、二度目は沈没して海に投げ出された時。
以前はどうして二人で助かる道を選ぼうとしなかったのか悔しい思いがしました。
しかし今回の鑑賞で、ジャックは漂流していた木製の扉に二人乗れないことを悟り、
自分の命よりも大切なローズを生かそうとしたのだと・・・。
幼い頃凍りついた池に落ちて刺されるような痛みを経験していたジャックは
死の淵にいながら「約束してほしい。どんなことがあっても絶対に生きると。」
と言い残すのでした。
極限状態で見えてくるもの、それは愛しい人に生きていてほしいと願うこと、
そのためには自分の命さえも犠牲にするほど、真っ直ぐで尊い愛なのでした。
沈没数時間前、命の恩人として招待された晩餐会で、ジャックが口にした言葉。
「人生は贈り物だと思います。それを無駄にしようとは思いません。」
ジャックが守ったからこそ、その命を自分の思うように生きれたローズ。
自分の命があるのは彼のおかげだとずっと心に刻んだまま生きていたと思います。

今回は悲劇的結末をむかえる純粋な愛がリアリティを増して伝わってきました。
ここまでこだわるかというほどのほぼ原寸大の豪華客船、細部のディテール、
見せ場の連続、切ないほど美しい音楽、改めてこの映画の凄さを体感しました。
15年経って色褪せるどころか、輝きを増し、人類への警鐘を鳴らし続ける
奇跡とも言える最高峰の芸術だと再認識しました。

3Dというデジタル技術で、再度劇場で鑑賞できたことに感謝したいです。
by bull_chihoko | 2012-04-09 10:29 | 映画の感想 | Comments(2)
Commented by ナイショ君 at 2012-04-09 15:33 x
ちほこさんも映画好きですね(^ ^
僕も大好きで、学生の時は名画座に朝から晩まで居てみたものです。
タイタニック3Dは僕も観たいと思ってましたから嬉しいですね!
ストーリーも映像も凄く好きな映画ですから、楽しみです。。

因みに僕が大好きな映画は「スティング」と「大脱走」です!
Commented by bull_chihoko at 2012-04-09 17:15
☆ナイショ君へ
はい、映画は大好きです。短時間で異空間へ誘ってくれますから・・・。
このブログで紹介しているのは、ほんのごく僅かです。
鑑賞し終わってから紹介するかどうか決めているので実際は数倍観ています。
タイタニック3D版、オススメですよ〜。
「大脱走」は観ていますが、「スティング」は観ていませんでした。
話はズレますが、ミュージシャンのスティングは大好きです!
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