弘前の枝垂れ桜を見て感じたこと
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花の命は短くて・・・とよく言いますが、
来年になればまた綺麗に咲いた桜が見れると思っていました。
しかしながら、必ずしもそうではないことを、今日感じさせられました。
ほぼ毎年桜の時期には弘前公園を訪れています。
その中でもわたしの一番好きな園内で最大の枝垂れ桜が変貌していました。
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弘前市古木名木に指定されている二の丸の大枝垂れ桜。
昨年12月26日に、雪の重みで根元から倒木してしまったとのことでした。
大正5年(1914年)に植樹されているので、あと少しで100歳の老木です。
華麗な花姿は日本屈指の美しさを放っていただけに、本当に残念でなりません。
懸命の復旧作業で立ち直らせ、少しだけ花を咲かせているのがせめてもの救いです。
 
かつての流れ落ちる滝のような美しい枝々は、全部もう無くなっていました。
後悔先に立たず。これは全てに通じることだと思うのです。
大切な物を守るためには、真剣に向き合わなければ守れないのはもちろんのこと
先を読んで的確に対処しなければならないのだと気づかされました。
今の危機的な地球、この桜のようにならないことを願います。
この枝垂桜が身を以て示した、わたしたちへの警告なのかもしれません。


昨年の弘前公園の桜の様子は → こちらをご覧ください。
by bull_chihoko | 2012-05-02 16:11 | 旅・お出かけ
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