思いがけず前日に「SLあきた路号」のご招待チケットをお譲りいただいて
昨日18日の試乗会に行って来ましたので、その様子をお伝えします。
乗車したのはJR東能代〜秋田駅への下りです。
出発前「SLあきた路号」の周りを賑やかに囲む光景が見られました。
わたしは蒸気機関車に乗るのは生まれて初めて。
しかもNHKスペシャルで登場したC6120、対面できるだけでも感無量です。
親友の結婚式のため帰省していた長男と一緒に蒸気機関車の旅を楽しみました。
乗車した最後尾の6号車には知人がたくさんいて和やかな雰囲気。
「汽車汽車シュッポシュッポシュッポッポ〜♪」と童謡そのままの蒸気の音、
郷愁を感じる汽笛、黒煙の独特な匂いと煙たさ、そんな感動的な旅の始まり。
沿道では小さな子どもからお年寄りまでたくさんの方々が手を降ってくださいます。
野球部員も大きく手を振ってくださいました。
大勢の学生さんたちも大歓迎してくださいました。
蒸気機関車に手や旗を振る光景を目にして、胸が熱くなってきました。
老人施設ではハチマキとボンボン姿で懸命に手を振っていました。
こんな温かいシーンが途切れること無く次から次へと沿道ではたくさん続きます。
軽トラの荷台に乗ったおじいちゃんや、農作業をしているおばあちゃんが汽笛に気づいて手を休め畑からあふれる笑顔を送ってくれました。
どのような想いでそこに立ち、思わぬSLとの再会の時を過ごしたのでしょう。
線路沿いの多くの方々の瞳が輝いていたのは蒸気機関車を通して古き良き時代をそこに確かに見つけたからなのではないでしょうか。
始めは機関車に夢中になっていたわたしでしたが、いつの間にか機関車よりも沿道の方々の興奮を素直に伝える目差しに感動していました。
そんな人の思いを感じた「SLあきた路号」の旅でした・・・。