山ぶどうの下駄
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一昨日の産業祭で、以前から心に留めていた品に突然に出合ってしまいました。
山ぶどうの下駄です。まさか、そこで目にするとは思いもしませんでした。
完璧に一目惚れです。前に艶々飴色をした山ぶどうの下駄を拝見し、その履き熟した独特の風合いに魅せられたことがありました。
素足で履くとサラサラして快適で、もう手放せなくなるそうです。
下駄の表は国産の山ぶどうの樹皮で網代編みが施されています。
台材は桐で、底には消音と歩き易さのためラバーが張られています。
会場で履いた瞬間、驚きました。こんな履き心地は初めてです。
まるで足の裏から癒されているようです。 
下駄としてはかなり高額品ですが、今回は割引もあったので、手に入れました。
和服や浴衣にはもちろん、和モダンな洋装にもお似合いだそう。

山ぶどうの下駄_e0162117_1018302.jpg鼻緒は蜻蛉の柄の印傳です。
印傳とは、羊や鹿の皮をなめした革に染色を施し漆で模様を描いたもので丈夫です。
蜻蛉は前にしか進まないということで、昔の武将が好んで出陣の鎧に蜻蛉の柄を用いたということを聞いたことがあります。自然好きなわたしにとっても嬉しい柄。
ぜひ履き熟して艶々の下駄に育てたいです。






by bull_chihoko | 2012-10-29 10:21 | 山ぶどうのかごバッグetc
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