福島原発で異変
福島原発で異変_e0162117_18123240.jpg
今日のブログで原発関連を取り上げることに躊躇しましたが、あまりにも日本での報道に危機感が無いので、ブログをご覧くださっている皆さまに知っておいていただきたく、記事にすることにしました。

今、福島原発では異変が起きています。
昨日、福島第一原発3号機の原子炉建屋で湯気が発生している問題で、周囲の放射線量が、国が定める年間の被ばく量の限度の約2000倍にあたる2000ミリシーベルトを超える高い値であることがわかりました。
2000ミリシーベルト/hの放射線量の場所に人が数時間いると確実に死亡する線量、それがダダ漏れの深刻な状態です。
東京電力は24日、福島第1原発3号機の原子炉建屋5階部分で午前4時ごろ、湯気のようなものが再び出ているのを監視カメラで確認したと発表、5階の中央付近で格納容器のほぼ真上に当たり、18、23両日に湯気が出た場所と同じで3度目です。
今、「冷温停止状態」にあるという政府の見解通りならば、原子炉内の冷却水は沸点を十分に下回ることになり、湯気の発生はありえません。
イギリスBBCテレビではトップニュースでこの福島原発の湯気のようなものの危険性を取り上げたそうです。

23日、東京電力が初めて、福島第一原子力発電所の汚染水が海に流出している可能性を認めました。 選挙前の7/15日の海の日に震災後初の3年ぶりの海開きで子どもたちに海で遊ばせた直後の発表です。ひどいです。
さらに、高濃度の気体発生・汚染水の海への流出など選挙後にはどんどん汚染のひどさが明るみに出て来ています。
また、今月19日には東京電力が、原発事故の収拾にあたった約2千人の作業員に甲状腺癌の危険が見つかった、と公表しました。これは福島原発の事故現場で作業にかかわった全作業員数の約10%にあたります。
チェルノブイリ原発事故で子どもの被害が最も著しかったベラルーシのゴメリ地区と、福島の子どもの被害が同レベルもしくはそれ以上になるであろうということも日本のテレビからは伝わって来ない現実。

東電や日本政府から真実は伝わってきません。
日本のテレビはなかなか本当のことを報道してくれません。
震災直後の3/14の爆発や大量被爆した3/15のSPEEDI放射線量の数値も隠されていました。
海外メディアからの情報の方が信頼性があるなんてこんな日本でいいのでしょうか。
今は自分で調べて人類史上最悪の原発事故に対処しなければいけません。


日本のテレビでは放送されなかった福島原発の爆発の様子[ 2011年]

by bull_chihoko | 2013-07-25 18:12 | 原発震災関連
<< 風立ちぬ キャラメルコーン >>