カテゴリ:愛しい物・コレクション( 56 )
有松鳴海絞り
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夏になると着たくなる浴衣、わたしは和服の中でも浴衣がとても好きです。
お店で着ることが多いので、毎年何枚かずつ新調して40〜50着ほどあると思います。
今日は、その中で最も気に入っているの有松鳴海絞りの浴衣を紹介します。
この絞りの浴衣を知ってしまったら普通の浴衣には袖を通せなくなってしまいます。
絞り独特の凹凸があるので通気性に優れ肌に付かず、着心地がとても良いのです。
吸汗性もいい柔らかな生地で、とっても軽く感じます。
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有松鳴海絞りは、約400年前の江戸初期に愛知県の地で誕生しました。
農業には適さない土地で、村おこしとして始まった有松鳴海絞りの産業は、葛飾北斎・歌川広重らをも魅了し、東海道一の工芸品に発展し、繁栄をもたらしたそうです。
当時、有松鳴海の町は、広重の東海道五十三次や、多くの浮世絵に描かれています。
有松鳴海絞は、藍染めによって細工を施した木綿の製品が代表的です。
絞りの技法は、くくり・縫い絞り・巻染め・板締めなどに分かれ、
かつては300を超えるの技法があったともいわれるほどに多種多彩。
各工程が完全分業制で行われ、一つの浴衣を生み出すためにたくさんの職人さんが携わり、熟練の職人さんたちによってそれぞれの技が受け継がれているそうです。
有松鳴海絞は手仕事ですから世界にたった一つのオンリーワンなのも魅力。
わたしは有松鳴海絞りに魅せられ、6着持っています。
特にお気に入りは大切にし過ぎて、ずっとタンスに眠ったままになっています。

日本の夏にはやっぱり浴衣がお似合いです。
眠ったままになっている浴衣を引っ張りだして袖を通してみてはいかがでしょう。
女性はもちろん男性にも浴衣で夏を楽しんでいただきたいと思います。



【 ご案内 】
Bullは、お盆期間中休まず通常営業しております。
どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。
by bull_chihoko | 2014-08-12 17:48 | 愛しい物・コレクション | Comments(4)
白い大きなバスケット
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昨日紹介のティーテーブルの器を入れて運んだ白いとても大きなバスケット。
横幅は50cmほど、直径30cm以上の大皿もスポッと入っちゃうから、重宝します。
楕円形で、取手がこじんまりしているカタチが可愛いくて、持ちやすいです。
わたしのイニシャルのリネンをのせて、ピクニック気分いっぱい!
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かご好きなので、かごにはアンテナがピクンと反応するわたしですが、
こんなに大きなバスケットはなかなか出合えないレアなものだと思います。
軽くて丈夫、ポットや重いものなど何でもガンガン入れて持ち運んでます。
このバスケットもどなたかが丹誠込めて編み上げてくださったもの。
何十年でも使える手作りのバスケットって、本当に素晴らしいです。
by bull_chihoko | 2014-07-26 18:36 | 愛しい物・コレクション | Comments(0)
ルームフレグランスフラワー
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ソラの木から作られた、まるでコサージュのような愛らしいお花のかたちをしたルームフレグランスフラワーです。
エッセンス香料を数滴フラワーに染み込ませると、香りがお部屋にひろがります。
くつろぎのあるお洒落なひとときを演出してくれます。
大事なお客様のおもてなしに、ギフトにもオススメです。
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使わなくなったお気に入りの香水や、余っている香水を持て余している方、ルームフレグランスとしてリサイクルされてみてはいかがでしょうか。。
ちょっと工夫するだけで見た目も可愛らしいルームフレグランスに早変わりするので、ぜひ一度チャレンジしてみられては・・・。
by bull_chihoko | 2014-02-19 17:57 | 愛しい物・コレクション | Comments(0)
斧折樺のしゃもじ
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以前、ターナーでも紹介しましたプラム工芸(岩手県二戸市)さんの斧折樺(オノオレカンバ)のしゃもじです。

普段の暮らしにこういう手作りのモノがあると優しい気持ちになります。
感激するほど滑らかな手触りと、使い勝手を追求して生まれた"機能美"。
この美しい曲線のフォルムは日本で最も硬い木の斧折樺だからこそ。
一般的なクラフト木材を加工した場合、理想的なフォルムである薄さ・細さまで削ると、耐久性が足りず使用するどころか加工途中で欠けてしまいます。
あまりにも堅い木なので、通常の刃物を用いたらすぐに刃が欠けてしまうため、加工工程では「削る」ではなく「磨く」と表現されます。
非常に高い技術と多くの手間ひまからこのフォルムは生み出されています。

ご飯を装うのもとっても使い勝手がいいです。オススメです!
by bull_chihoko | 2014-02-02 19:55 | 愛しい物・コレクション | Comments(0)
手彫りのどんぐりストラップ
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だいぶ前に購入していた木彫りのどんぐりストラップ。

どんぐりの帽子と実の部分で2種類の木を使用し、いろんな組み合わせがあります。
木の微妙な色合いや質感の違いで、それぞれ個性的な表情です。
「えんじゅ」の木は、木偏に鬼で「槐」と書くので魔除けになると信じられているように、木にもさまざまな意味や言い伝えがあるそうです。
ちょうど本物のどんぐりと同じサイズでとっても可愛いストラップです。

制作は郡山市の工房 木の子さん。
大きな丸太から家具を制作し、余材で小物を作って、さらに最も小さい余り木に息を吹き込んで生まれたのが、このどんぐりたちです。
手作りの木彫りの温もり感がとっても気に入っています。
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わたしが山ぶどうのバッグにずっと付けているのもこのストラップです。
「マホガニー&さくら」のどんぐりです。
バッグに最初から付けているので1年半が過ぎ、いつの間にか艶々になっています。
未使用の写真左のストラップと比べると、その違いがわかりますね。
山ぶどう蔓や木製品は使って可愛がるほどに艶々になってくれて愛しいです。
素朴な感じに気持ちが和らぎ、少しずつ艶やかになっていく楽しみのある素材。
森の恵みで、心がリフレッシュもできているようにも感じます。
by bull_chihoko | 2013-10-03 10:45 | 愛しい物・コレクション | Comments(0)
山ぶどうのかごバッグ 続編
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夏も冬もほぼ毎日かかさずに持ち歩いている、山ぶどうのかごバッグ。
使い始めてから一年半が過ぎ、だんだん色合いも深みを増してきました。
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違いがわかるように、使い初めのて間もない昨年春の写真。
この頃は早く艶がほしくて、いつも磨いていた頃です。
バッグの中が見えないように、アンティーク手刺繍のカバーを使っていました。
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今はバッグの中に東北産の山ぶどうのポーチを入れて、鍵や携帯電話など細々したものを収納しています。
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ポーチは今年の夏に購入したので、まだ年月の浅い色合いです。
これからバッグのように深い色に育っていってほしいです。
バッグがとても気に入ったので、製作してくださった作家さんに山ぶどうのこだわりの長財布をオーダーしています。無期限で待つことを条件にお願いしています。 
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天然素材が見直されてきている今、国産の山ぶどうバッグは過去に例を見ないほど人気があります。
材料が大変希少なのに加え、職人さんの高齢化で需要に供給が追いつきません。
手間ひまがかかるため、バッグ一つ数万円〜高い物で20万円以上もしますが、1〜2年の納期を当たり前に待つファンは増え続けています。
経年変化を楽しめる山ぶどうバッグには有名ブランドバッグも及ばないと思います。
使い込むほどに豊かな風合いに仕上がっていき、100年も使える山ぶどう素材。
母から娘へそして孫へと受け継がれていくバトンタッチって素敵ですね。
わたしの手元に来てくれたこのバッグ、これからも可愛がって育てていきます。


【 関連記事 】

「山ぶどうのかごバッグ」の記事2012年10/30の記事は → こちら
by bull_chihoko | 2013-09-28 10:54 | 愛しい物・コレクション | Comments(9)
ミルク色のホブネイルバスケット
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今日はフェントン社製、ミルク色のホブネイルガラスバスケットの紹介です。
花びらのような曲線が特徴のフェントン。わたしの好きなミルクガラスの種類が多いガラスアートブランドです。
独特の突起が沢山あるホブネイル(=靴用の鋲釘の意味)シリーズはその色ごとに独特の色彩となります。
わたしはこのシリーズのミルクガラスとオパールセントガラスをコレクトしてます。
フリルのような縁取りにハンドルの付いた美しいデザイン。
アンティークではなく、1950~60年代のヴィンテージ物。
この類いで、これほどの大きさは希少です。
フルーツを盛り付けたり、お花をアレンジしたりなどいろいろと楽しむことができます。
アートガラスなので、そのままアートピースとしても存在感があります。
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白いバスケットに白×グリーンのアレンジメントを作ってみました。
珍しいグリーンのカーネーションと白いフリージア&ポピーです。
爽やかで清々しい雰囲気で包まれています・・・。
by bull_chihoko | 2013-04-12 12:16 | 愛しい物・コレクション | Comments(0)
絵てぬぐい
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今年は桜の開花が早いようで、もう南方からの桜の便りも届いています。
日本人にとって桜は特別な花。桜への思いはとても深いですね。
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昨年の春に桜の図柄の「絵てぬぐい」を買いました。
綿100%の自然素材の「手拭(てぬぐい)」が見直されてきています。
四季折々のモダンな和柄は伝統の型染めで作られているとのこと。
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職人さんの手染めにもかかわらず、価格は1000円ほど。
眺めても使ってもとても心和む日本の染色文化、
これは世界に誇れる日本の伝統だと思います。
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絵てぬぐい。和を感じ、粋を感じ、そして日本の季節を楽しみたいですね。
by bull_chihoko | 2013-03-19 14:45 | 愛しい物・コレクション | Comments(2)
斧折れ樺(オノオレカンバ)のターナー
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愛用している調理道具の斧折れ樺(オノオレカンバ)のターナーを紹介します。
オノオレカンバとは斧折れの名の通り、刃物さえ欠けるほど非常に固く、
日本の樹木の中で最も重いと言われている木です。

繊維が詰まった非常にしっかりとした素材で、比重が重く水にも浮かびません。 
成長が著しく遅く、1mm太くなるのに3年もかかるのだそうです。
このターナーは樹齢100年以上の木を使用、堅さゆえ加工に時間を要するそうです。

わたしは木製の調理道具が好きで、昔から木で作られた物を使っています。
このターナーとの出合いは昨春、十和田湖畔の「ゆずりは」さんで。
手に持った瞬間に見栄え、重さ、質感、重心、全てにしっくり感がありました。
まさに本物の感触。
丁寧に仕上げられた木肌には華やかな光沢感があって惚れぼれし、衝動買い。
少々高価ですが、炒め物をする時の満足度や耐久性を考えると納得です。
実際に愛用してみて、満足のいく道具です。他にも穴が空いたタイプもあります。 
昨年2012年度グッドデザイン賞を受賞しています。製作はプラム工芸さん。

良い道具にめぐり合うことは大切なこと。
日常の料理する時間を心地よくしてくれます。
by bull_chihoko | 2013-03-06 13:24 | 愛しい物・コレクション | Comments(2)
婦人グラフ
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最近アンティークなお話をお届けしていますが、今日もわたしのコレクションから
約80年前の『婦人グラフ』という女性雑誌を紹介します。
これはその雑誌専用のバインダー。元々は女性らしい鮮やかなピンク色です。
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大正13年5月に出版が始まった『婦人グラフ』は、表紙や挿絵部分に木版画が貼り込まれた大変手の込んだ高級雑誌で、発行部数も少なかったようです。
グラフィック・アートの粋を究めた高級画報雑誌として人気を集めたそうです。
竹久夢二はこの雑誌に表紙や・口絵、挿絵を提供し、また、この雑誌も夢二人気にあやかって飛ぶように売れたといわれています。
竹久夢二木版画が表紙の号は現在10〜20万円で売買されていて、手が出ません。
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竹久夢二の絵に出てくるような女性。
最先端の着物をお召しになっている「ご令嬢」や「若奥様」のお写真が多数。
ファッション雑誌は当時から読者モデルが活躍していたんですね。
10代のご令嬢を紹介する写真には「お喜びの日が近い○○昌子様」、
若奥様の写真には「幸せに包まれてほほえむ○○洋子様」なとという、
とても上品なキャプションがつけられておりました。かの時代が偲ばれます。
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世界のモダンなファッションを紹介。カラーの部分は版画が貼り込まれています。
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丸髷のデザインを紹介するモノクロページにカラーの広告。
その広告全てが版画で、とてもお洒落なグラフィックセンスなのです。
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ちょっと目を引いた記事、「現代婦人職業百態」より女流飛行家。
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洋裁や手芸、インテリア、趣味、写真などモダンガール向けの内容になっています。
単位が今と違ってヤールとか尺寸になっています。
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当時のこの雑誌の価格は1円。
新聞1ヶ月1円、市営アパート家賃6畳2間20円の時代です。

大正後期〜昭和初期のわずかな期間に発売された「婦人グラフ」、
その中には新しい時代に生きる女性の理想像と憧れが満ちています。
by bull_chihoko | 2013-02-20 16:15 | 愛しい物・コレクション | Comments(0)