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シクラメン
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1975年(昭和50年)に大ヒットした、『シクラメンのかほり』という曲があります。
この曲を作詞・作曲したのは、小椋佳です。 
香りを持たない花と言われるシクラメンに、あえて彼は『かほり』と言うフレーズを入れました。
そんなところに、深い詩の世界を感じることができます・・・。
現実に香りがあるかどうか、それはたぶん問題ではないのですね。
シクラメンの花が持つ可憐な美しさ、そこから漂う香気は、嗅覚を通して伝わるものではなく
心に直接伝わり、刻まれる香気だと思うのです。

今日は2月の最終日。
写真は、今朝の我家に咲くシクラメンです。
5年越しの鉢で、毎年 冬の間 この花に癒されています。
微かにピンク色の優しい表情で、 白い季節の室内を柔らかに彩ってくれています。
もう、今年もそろそろ・・咲き終わりです。
by bull_chihoko | 2009-02-28 10:04 | 愛しい家 | Comments(0)
てんとう虫
e0162117_259543.jpg今日はてんとう虫について。
我家では、毎年秋も深まった10月の末頃に不思議な現象が起きます。
陽射しも弱くなり肌寒くなってくる晩秋。最後の暖かな風のない選ばれた一日。その特別な日の昼頃に、周りの森から何万匹ものてんとう虫が我家に向かって飛んで来ます。
その日のその時間帯に森の中の全てのてんとう虫が我家で待ち合わせをしたかのように
東西南北から驚くほどの大群が押し寄せ、白い外壁にとまります。最初見たときは、とても感動的でした。しばらく芝生に寝転びながらその様子を眺め、自然の神秘を感じました。
e0162117_4203850.jpg不思議な体験だったので調べたら越冬のため周囲に緑が多い白い建物に集まる習性があることが分かりました。集団で過ごす方が生存率が高いのだそうです。そして面白いことに一度越冬した場所では次の年にも越冬するようです。
数日前の暖かい日キッチンの小窓で戯れていたてんとう虫です。コロンとした可愛らしいビジュアルでいつもわたしを楽しませてくれています。

てんとう虫はヨーロッパでは幸せのシンボルです。
英語では、Ladybird と言い、語源としては、キリストの母であるマリア様は
「ファーストレディ」と呼ばれており、「レディ」に仕える虫という意味で「レディバード」と言われるようになったそうです。
昆虫を悪魔よばわりする欧米人にとって、てんとう虫は特別な存在で鳥と表現したようです。ヨーロッパでは"てんとう虫が身体に止まると幸せがやってくる"という言い伝えもあります。
漢字では「天道虫」と書きます。
てんとう虫が太陽に向かって飛ぶ習性からこの名前がついたと言われています。
太陽の使者としての意味も持ち合わせています。
ですから、てんとう虫が住みついてくれて、とても幸せなことだと思っています。


    ********************  追記  ********************

e0162117_15503995.jpg今日も気持ちのいい天気になったので、てんとう虫が遊んでいます。
普段は窓のサンに隠れていますが、ポカポカ陽気なると出てきます。
写真をクリックすると羽を広げて飛んでいるてんとう虫をご覧いただけます。

 
by bull_chihoko | 2009-02-27 03:02 | 愛しい家 | Comments(0)
ゆめ
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昨日、北国にも春の訪れが間近とお伝えしましたが・・・
南の国からはもう桜の便りが届けられています。
今日は、わたしが抱いている『ゆめ』について。

いつか叶えたいと願っているのは、
桜前線とともに北上しながらの日本列島・桜めぐりです。
日本では美しい桜が列島を咲き進んでいきますから、
その流れとともに桜を愛でる旅に憧れています。
3月から 3ヶ月くらいかけて九州から北海道まで桜の名所を訪ねてみたいです。
できたらキャンピングカーで自由気ままに・・・。
人ごみは苦手ですから、早朝に出かけて桜を堪能して
お昼はあちこち観光したり温泉に入って、夜はお国自慢の料理。
そんな・・桜の国に生まれた幸せを感じながら過ごす日々。

桜の優しい色、ほのかな香り、逞しくも上品な迫力、艶やかさ。
春の象徴そのもの。
なのに数日しか咲かない儚さゆえ、日本人の心を魅了するのでしょう。
その儚い美しさをつないだ贅沢な『ゆめ』です。
by bull_chihoko | 2009-02-26 01:34 | ダイアリー | Comments(4)
雪どけ
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大館にもようやく春の気配が感じられる頃になりました。
近所の田んぼに積もっていた雪が不思議な模様に融けているのを車の窓から眺めました。
一面の雪どけ風景が印象的だったので、カメラを持って撮影しに戻りました。

田んぼは表情があって好きな光景です。
朝日や夕陽の光で、刻々と静かに変わる様は見ていて穏やかで優しい気持ちになれます。
この雪の間から土がのぞきはじめたら、春の訪れです。
雪国にとって春は待ち焦がれる季節です。
でも、全風景が白一色で彩られる雪景色が一番美しいとわたしは感じています。
この雪の海原で見上げる冬の星空の澄んでいて綺麗なことと言ったら・・・
星が自分に向かって舞い降りてくるかのように幻想的です。
その神秘な冬空もそろそろ終わりなのですね。
雪はやがて融けて水になり、動物たちの喉を潤し、植物に吸われて、
すべての生命を輝かせてくれます。
そんなことをふと思った雪どけ模様でした。 
by bull_chihoko | 2009-02-25 02:02 | ダイアリー | Comments(1)
おくりびと
e0162117_16473790.jpg2月22日(日本時間23日)、
ハリウッドで第81回アカデミー賞の授賞式が行われ、
『おくりびと』が外国語映画賞を受賞しました。
日本映画の同部門へのノミネートは12作目で、受賞は史上初の快挙です。 
同作は昨年のモントリオール世界映画祭グランプリをはじめ、今月20日に発表された日本アカデミー賞でも最優秀作品賞ほか10部門を受賞。
国内外での受賞は計60冠に達していましたが、さらにアカデミー賞受賞という映画界最高の栄誉が加わりました。

『おくりびと』は、オーケストラのチェロ奏者として活躍していた主人公が、楽団の解散に見舞われた結果、郷里の山形に帰郷し、納棺師に転身した姿を追う人間ドラマです。
人生の旅立ちの場面で納棺師という仕事を通して見えてくる、人のつながりや人生の悲喜のエピソード。注目したいのは、この映画は主人公の大悟を演じる本木雅弘さんの発案を機にスタートしたということです。

わたしも昨年、この映画を観ています。
着眼点、アイディア、脚本力が素晴らしいです。
コミカルな笑いの場面を前半にちりばめながら、だんだん本題へと物語は流れていきます。
“納棺の義”の所作一つひとつの美しさと愛情。
元チェロ奏者らしい、滑らかなで繊細な指の動き、柔らかなまなざし。
すべては本木雅弘さんから発せられています。
シブがき隊のもっくんでアイドルだった頃、
誰が将来アカデミー賞の大舞台に立つと想像していたでしょう。
人生、何が待ち受けているか分からないものです。
でも、言えるのはそういうサプライズは偶然には訪れないということです。
彼の放つ言葉の魅力、書く筆文字の潔さ、そこには彼独自の世界観を感じます。
アカデミー賞授賞式会場でのインタビューにも
「一瞬一瞬のシーンを皮膚感覚の中に記憶したいと思います。」というコメントでした。
わたしが、本木さんが異色のタレントと感じたのはアイドル時代の筆跡を見たときに始まり
まだ19歳だった内田也哉子さん(内田裕也と樹木希林の娘)と結婚した時でした。
いつも確かなもの、そして高みを目指しているという姿勢が
筆跡にも選んだ女性にも感じられました。
わたしは、この人にはさらなる未来が待ち受けていると直感しています。
by bull_chihoko | 2009-02-24 00:00 | 映画の感想 | Comments(10)
リネンのキッチンクロス
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e0162117_1464395.jpg 普段の生活の中で、毎日使うキッチンクロス。わたしは丈夫で長持ちするリネンを愛用しています。本当に気に入ったものに出会うまでじっくり探して、とことん使い込んでいます。写真は手織りの手刺繍入りのアンティークリネン、赤いバラの手刺繍のクロスは現代物でガーゼのような風合いです。上質のリネンは高価なものですが長く愛用できることを考えると結局は経済的です。
e0162117_1471636.jpg今、使っているのは2~3年経ちますが、だんだんリネン特有の柔らかで肌ざわりのいい感触になってきています。使ったあとの満足感を知ってしまうと、もう他には替えられなくなってしまいました。それだけ使い続けたリネンの心地よさといったら・・・たまりません。吸水性にすぐれ、グラスを拭いてもケバがつかず、すっきりきれいで気持ちいいです。

そして驚くほどの速乾性があります。ですからキッチンクロスには最適です。
わたし自身のCFのアンティークイニシャルテープをフックに用いて楽しんでいます。
自分の暮らしになじんだ愛着のあるキッチンクロスです。
by bull_chihoko | 2009-02-23 01:45 | リネン | Comments(1)
『100回 』
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去年の11月から書き始めて

今日、ちょうど100回目の

ブログの記事になります。

いつも たくさんの方に

アクセスしていただいて

とても励みになっています。

おかげさまで

今のところ

毎日更新できています。
 
今日は皆さまに

感謝の花を生けました・・・。

本当にありがとうございます。
by bull_chihoko | 2009-02-22 10:50 | ダイアリー | Comments(3)
わたしの好きな街~函館③
e0162117_149211.jpg函館の街を、一層魅力的にしているのが「坂」です。
「港が一番美しく見える坂」とも言われる八幡坂は映画やCMのロケ地として知られ
老夫婦が手をつないで歩く
チャーミーグリーンのあの有名なCMもこの坂で撮影されたそうです。 函館山へ続く坂の途中には煉瓦造りの
旧イギリス領事館(大正2年)、旧ロシア領事館(明治43年)、  
e0162117_155439.jpgハリストス正教会など 歴史的建造物が立ち並んでいます。

函館での印象をより強烈にしていることに、この坂を往来する人力車を引くひとりの青年の存在があります。人力車で彼に函館を案内していただいたのは一度きりなのですが、偶然にも訪れるたびに会うのです。
わたしも青年の名前を覚えていたこともあって街角でいつも盛 e0162117_1501992.jpgり上がります。
そういうちょっとした会話で旅も面白くなるものです。

アンティークオルゴール館、
金森倉庫、路面電車、湯の川温泉でカワセミを見たことや
五稜郭の桜など、
函館でのエピソードはまだまだいっぱいあるのですが・・・。

e0162117_1505736.jpg最後に、わたしが函館に行く目的の一つの五稜郭そばのラーメン店『あじさい』の塩チャーシューを紹介します。
初めて食べた時に惚れました。
職人技のラーメンを出してくれます。目の前にどんぶりが置かれた瞬間から食べ終わるまでの美味しさの計算ができている絶妙な感覚のあるラーメンで、この一杯を食べたいがために日帰りで函館に行くこともあります。


by bull_chihoko | 2009-02-21 02:02 | 旅・お出かけ | Comments(4)
わたしの好きな街~函館②
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e0162117_2215995.jpg昨日に引きつづき函館の魅力をお伝えしたいと思います。
写真上は 函館プチホテル 
シーボーンです。
ここは、わたしの一番好きなホテルです。1930年代のクラシックカー、エクスカリバーで函館駅まで送迎してくれます。
函館に到着した途端に極上の気分です。全18室のプチホテルならではのきめ細やかな対応と心遣い。
すべての客室に世界各国の名所がネーミングされ、そのイメージに合わせた本場のインテリア、家具、調度品が配されています。
ですから、訪れる度にいろいろな居心地を楽しませてくれました。
写真はその中でも一番のお気に入りだった「ベルサイユ」。
手彫りのフランス製クラシック家具と渋いピンクでコーディネートされたエレガントなスイートで、マリーアントワネットにでもなったような気分にしてくれます。
柔らかな雰囲気に包まれて、至福の時間が流れます。
ところが、ブログで紹介しようと思い、ホテルのHPをみたら、先月末日で閉館していました。函館での常宿にしていただけにかなりショックでした。
こんなに素敵なホテルにはもう出逢えない気がします。

e0162117_2534878.jpg海に浮かぶ月をモチーフにしたロマンティックな白い船体『ブルームーン』でのナイトクルーズ。函館山からの夜景とは違った海から眺める函館の夜景も素晴らしいです。あたりが薄紫色に暮れゆく頃、出航するブルームーン。
函館湾に浮かぶドラマラスな夜景。
初めて乗船したのは、このブルームーンがオープンして3ケ月の頃。なのに・・・チケット売り場で言われたことは
e0162117_217591.jpg「お客さま(乗客)が5名様にならないと運行できませんので、ご了承ください。」ということ。
実際の乗客は日曜日にもかかわらず6名、スタッフの人数の方がはるかに多いといったこのクルーズ企画の厳しい出航状況でした。
今は、このナイトクルーズも
期間営業だけになってしまったそうです。
昨日お伝えしましたクラシックカーミュージアムの閉館、プチホテルシーボーンの閉館、と観光の街 函館は寂しい時代を迎えています。
これは時代の流れというには、あまりにも悲しい現実です。

by bull_chihoko | 2009-02-20 02:15 | 旅・お出かけ | Comments(1)
わたしの好きな街~函館①
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e0162117_2381857.jpgわたしの好きな街のベスト3は函館、横浜京都です。
歴史・文化の香りが感じられて、美しく情緒があるところが魅力です。北の港町の哀愁漂う「函館」には一年に2~3度くらい訪れています。函館駅すぐの洋上には青函連絡船「摩周丸」が博物館として、三日前に紹介しました八甲田丸と同じように保存・公開されています。
e0162117_12441131.jpgこの摩周丸のすぐそばにあった大規模なラインナップの「クラシックカー・ミュージアム」。ここも函館では訪れるのが楽しみなスポットでしたが、昨年3月で閉館してしまいました。函館はクラシックカー・路面電車が似合う異国情緒たっぷりの街なのに・・・。 クラシックカーが大好きなわたしとしては、経済の低迷でこのような文化が消えてしまうことは、とても残念です。
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黒船来航から150年あまり。
当時の雰囲気そのままの西洋の街並み、石畳の坂のノスタルジックな風景。
多くの洋館や教会などの西洋的建築物が目を引きます。
写真下は国の指定重要文化財にもなっている「旧函館区公会堂」の大広間。
華やかな社交ダンスを想像させられるドラマチックで豪華な空間。
床には窓からの光が映りこみ、まるで湖面ように美しく反射していて見事です。
このように床ひとつにさえ違いがあるように、街のいたる所に普通の場所には無い
上質な趣が感じられて何度訪れても ときめきを覚える素敵な街「函館」なのです。

明日は函館の続編です。お楽しみに!
by bull_chihoko | 2009-02-19 02:37 | 旅・お出かけ | Comments(2)