あしたのジョー


先月、映画館で見た『あしたのジョー』のポスター。
ジョー(山下智久)と力石(伊勢谷友介)のふたりの顔のアップ。
それがわたしの目にはリアルにジョーと力石に見えました。
見せかけだけじゃない、本物の存在感。
ボクシングファンでもなければ、『あしたのジョー』が好きなわけでもありません。
でも、惹き付けられるものを感じました。
それがきっかけで、昨日『あしたのジョー』実写版を鑑賞してきました。

オープニング、昭和の時代のドヤ街の光景···、臭いや埃っぽさ、物凄い臨場感。
かつて聞いた『あしたのジョー』の曲が流れたとたん、ボルテージが上がりました。
わずかこの2〜3分でジーンとしてきて“本気”で作り込まれているのを感じました。
時代の持つ雰囲気、貧困、明日への希望···、その背景を舞台として
ジョーと力石の魂と魂のぶつかり合い、それを演じる役者に圧倒されました。
特に、伊勢谷力石の狂気とも思える役作りの為の肉体改造、肉体美。
恐ろしいくらいの凄みがありました。
『本気の凄さ』、それがオープニングからクライマックスまで見事に描かれていて
期待以上というより、大絶賛したい快挙の仕上がりです。
熱い涙があふれました。
by bull_chihoko | 2011-02-25 09:55 | 映画の感想
<< アップルジャム 貢ぎモモンガのジョイ君 >>