薔薇のカトラリー
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若い頃、買っていた銀の薔薇のレリーフのカトラリー。
バターナイフ·シュガースプーン·フォーク&スプーンのセットです。
10年以上も未使用のままで、先日思い出して取り出してみたら···
一個ずつビニール袋に入れていたにもかかわらず 全部が変色していました。
まだ一度も使っていなかったので悲しくなりそうだったのですが
その中の1本のフォークを先日紹介した銀製品の黒ずみを取る方法でやってみたら
面白いように黒ずみが取れて 新品同様になりました。
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一番右側のフォークだけキレイになったのがお分かりいただけると思います。
黒ずみもいかにもアンティークって感じで趣があるのですが
口に入れる物なので後日全部キレイにするつもりです。

銀製品は元々貴族などの特権階級が使用する物だったため、
使用人が毎回磨きますので、銀はキレイなまま使用することができたそうです。
それだけ手間をかけても維持していく価値を見いだしていたことでしょう。
銀は永い年月を経てもその風合いと魅力は失われることはありませんから。

わたしの場合、昔と好みはそれほど変わっていません。
この他にもフォーク&スプーンは薔薇のレリーフの物をいくつか持っていますが、
持ち手が長い物だったり金色だったり、似たような物ばかり買ってしまいます。
最終的にはドイツ製のヒルデスハイムローズのシリーズを揃えたかったのですが、
薔薇のツタを絡ませたようなデザインが特徴で、やはり似ています。
せっかくの品物でも結局キャビネットに閉まっておくだけになると可哀想なので
若い頃に買ったこのセットで十分なのかと今は考え直しています。
by bull_chihoko | 2011-03-09 13:04 | 愛しい物・コレクション
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