先週訪れた花巻の宮沢賢治イーハトーブ館で安斉重夫 「イーハトーブファンタジー」鉄による宮沢賢治作品彫刻展が行われていました。
会期は6月20日まで
入場無料
静かな森のなかにある建物の中で佇む彫刻たち。
童話と鉄のアートの融合。
鉄がこんなに表現力があったのかと驚くほど、体の線が繊細で、儚く美しいのでドキッとしました。
宮沢賢治の童話にそって作品が創作されています。
絵などの平面と違い、立体の単色で表現されている彫刻。
鉄で表現されたファンタジーはイマジネーションと郷愁が混じり合い、とても巧みに童話の世界を浮き上がらせていると感じました。
固くて冷たいイメージの鉄ですが、ここで鑑賞した鉄は優しくて温かい鉄なのです。
感性がするどく、それでいてメルヘンが漂っていて絶妙な宮沢賢治ワールドです。
会場には感想を書くスペースがあり、そこにあった椅子。
昔の木造の小学校にあったような小ぶりに椅子がとても懐かしかったので、これも思わず撮影しました。
(写真はiPhone4で撮影)
安斉重夫さんの彫刻たちと静かでゆっくりした時間を過ごすことができました。