中秋の名月
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今年(2011年)の中秋の名月は今日、9月12日(月曜日)です。
暦の関係で、中秋の名月は必ずしも満月になるとは限らないそうですが、
今年は2005年以来6年ぶりに、中秋の名月が満月です。
そして、お月見の風物詩としてよく出てくるのが、「ススキ」です。
中秋の名月でススキとお団子をお供えすることが一般に行われています。
秋の収穫の時期、作業が夜遅くまでかかっても、お月様の月明かりで明るく照らしてくれることへの感謝の意味で、お供えするお団子と、
稲穂が垂れ下がる様子とススキが似ていることから、豊作への感謝を込めて・・・・

という意味があるそうです。
ススキは切り口が鋭いので、魔よけとして
お月見が終わっても捨てずに、昔は田んぼや庭先に刺したようです。


【豆知識】
旧暦では 秋である7月~9月のちょうど真ん中の日が、8月15日のため、
8月15日を「中秋の名月」と呼んで、月を愛でることにしたのです。
昔から、秋こそが月を見るのによい季節とされ、その理由は月の高さと天気です。
太陽が天球上で通る道は、夏は高く、冬は低いことはご存じでしょう。
月の通り道も太陽とほぼ同じなのですが、満月は地球から見て太陽の反対側にありますから、夏は低く、冬は高いのです。
そこで、ちょうど見上げるのに適した高さの満月となると、春か秋になります。
しかし「春がすみ」や「秋晴れ」という言葉があるように天気の良さでは断然 秋。
そういう理由から秋が月見のシーズンとなったといわれています。

 
by bull_chihoko | 2011-09-12 03:26 | ダイアリー
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