グレインサックのトートバッグ 〜 モノグラム刺繍
昨日に引き続き、クロスステッチ刺繍が施されたリネンバッグを紹介します。
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フランスのアンティークのモノグラム刺繍は白いリネン地に赤と青の色の組み合わせがよく使われていますが、これは国旗のトリコロールカラーに由来しています。
ちなみに青色は自由、白は平等、赤は博愛という意味が色に込められています。
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こちらのハンドメイドバッグは、ホームスパンリネン(フラックスという草の茎の大変丈夫な繊維を紡いだ家庭での手織りの麻布)を使用して作られています。
元々は100年ほど前にヨーロッパで、収穫した穀物類を入れて市場へ出荷されていたグレインサックという麻袋に使われていた丈夫なリネン地です。

グレインサックのトートバッグ 〜 モノグラム刺繍_e0162117_11434291.jpg当時、グレインサックの織り方やストライプの色、柄、刺繍などから、どこの家庭で作られたのか分かるようになっていたそうです。
丹誠込めて育てた大事な穀物を入れるため、丈夫で家々の誇りが込められた収納袋だったにちがいありません。

リメイクされたハンドメイドのトートバッグは、ざっくりした風合いのグレインサックにモノグラム「G・S」が表と裏の両面に別々のアンティーク図案の花文字でステッチされています。
素材と色とバランスがとてもマッチしていて、お気に入りのバッグです。
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持ち手は本革、中はハーフリネンの生地、ワンポイントのアンティークレース・Dカンやテープ、アンティークスタンプなど細部にわたってハンドメイド好きをうならせてくれるバッグです。
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マチもとても広いので、たくさん物が入ります。
一眼レフカメラもすっぽり入るので、どこにでも便利に持ち歩き、汚しては何度かお洗濯をしていますが、このとおり形崩れせず頼もしいです。
100年の時を経てもなお魅力的なグレインサックリネンなのです。
by bull_chihoko | 2011-09-20 11:50 | リネン
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