2012年 新春の十和田湖
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冬の十和田湖、2012年の新雪の景色です。
紫明亭展望台、今年の冬は大雪なので駐車場の除雪もわずかのスペースだけです。
この冬に訪れた人の足跡を見つけましたが、あまりの雪の深さに駐車場付近で断念したようで、途中からは誰も踏み入れてなく、ウサギの足跡があるだけでした。
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雪は1m以上積もっていて、展望台への手すりも雪の中に埋もれていました。
一歩一歩踏み出した足がズボズボッと太腿まで雪に埋もれてしまいます。
端から見たら「そこまでして行くか」というくらい滑稽な雪中撮影隊です。
そして、ド根性でたどり着いた紫明亭展望台屋上。
2012年、この展望台に一番乗りです。
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冬の自然は厳しい中にも、丸くて優しくて心なごむ白い世界。
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細い枝先まで凍てついて。
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冬の奥入瀬は駐車スペースも無く、遊歩道も無いので撮影は厳しく、
唯一、石ヶ戸休憩所から渓流へと下りて行きました。
昔、この一枚岩に「鬼神のお松」という美女の盗賊が隠れ住み、お色気のあるお松が具合の悪い振りを装い,介護してくれた旅人の男の背中を短刀で襲って金品を強奪したという伝説があります。
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苔の岩に生えている小さな草の根から滴り落ちる雫が冷気で固まり、次々に水滴が付着して、氷の固まりとなってぶら下がって垂れていました。
十和田湖は人が踏み入れることのできない、厳冬の神秘さの中で
ただただ静かにじっと耐えているかのようでした。
by bull_chihoko | 2012-01-05 11:09 | 自然
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