私的マネー流儀
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お店を始めてから18年。 
商売は商売でも わたしは水商売の業界で生きていますので、
いろんな状況で左右されやすく、収益が不確かな毎日の連続です。
その中で自分で一つだけ決めて守っていることがあります。それは・・・
「絶対にピン札を折らないこと」です。
この18年間一度もピン札を折ったことがありません。
きれいなまま、わたしの手元に回って来てくれたお札は
きれいなまま、人様にお渡しするということにしています。
もちろん、お札の向きを揃えることは当たり前のこと。

それでは、ちょっとピン札について。
ピン札を用いるのがマナーとなることもありますし、逆にピン札だと相手に対して失礼となることもあるため、ピン札のマナーについて知っておく必要があります。
ピン札を使うのがマナーとなるのは、結婚式です。
ピン札には”待っていた”というような意味合いがあるそうです。
逆にピン札を使うのが相手に失礼となるのが、お悔やみやお見舞いの場合です。
ピン札には上記で述べた通り、”待っていた”という意味合いがあるため、お見舞いやお悔やみの場合はピン札は大変失礼なこととなるため絶対に使用してはいけません。

ところで、ピン札と新札は同じように捉えられがちですが、
実は違うということをご存知ですか?
ピン札は流通したけど折り目のないきれいなお札で、新札(新券)は、通し番号で封がされている束から封を切って出すお札のことです。

そもそも、ピン札のピンとは、どういう意味をもつのでしょうか。
「ピン」は、ポルトガル語のpinta(「点」の意味)から日本語に入った外来語だと言われているそうです。

これがサイコロの目の「1」の意味(点が1個だから)で使われ、
さらに「1番目のもの」「最上のもの」の意味で使われるようになりました。

「ピンからキリまで」は「最上のものから最低のものまで」、
「ピンはね」なら「給料のいちばん上の部分をはねる」という意味合いです。

ピン札とはお札の最上の状態のことを指すのことのようです。

世の中に良いお金が回りますように・・・。
by bull_chihoko | 2012-01-28 10:49 | ダイアリー
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