2012年カンヌ受賞のコカコーラCMが、素敵すぎると評判になっています。
わたしもそのCMを観て、ぜひいろんな方に知っていただきたいと思いました。
「世界中の見知らぬ誰かにコーラを一本無料でプレゼントする」というもので
Googleの最新技術を結集したiPhoneアプリを使い、世界各地に設置された専用の自動販売機を選択して、コーラを受け取る見知らぬ誰かにメッセージを入力。
Googleが自動翻訳、言葉の壁を越えてメッセージを伝えてくれます。
そして見知らぬ誰かが贈り手のメッセージをクリックすると、コーラを受け取ることができ、自販機から感謝の返信メッセージを贈れるというキャンペーンCMです。
実はこのCMは40年前の1971年のコカコーラCM、「世界中にコーラを」と歌った
「I’d Like to buy the world a coke」を最新時術で実現させたストーリー性が
また魅力的なのです。(※日本では専用自販機が未設定のようです。)
人は潜在的に誰かと繋がっていたいと思っているもの。
携帯電話やTwitter・Facebookなどのソーシャルネットワークは
現代人にとって最も身近で親しみのあるツールになっています。
国も言語も違う誰かと一本のコーラをプレゼントすることで繋がるという
最先端のコミュニケーションを提案してくれるビジョンは本当に素敵だと思います。
ここに世界トップ飲料に君臨しているコカコーラのブランド力の凄さを感じます。
コカコーラの世界観、ブランドとしてのイメージ戦略にこそその強さがあるはず。
誰かのためになることをすることが、本当は自分にとって素敵なこと。
幸せな笑顔に人は集まってくるものです。
それはビジネスでも同じこと。
CMを通じてコカコーラ社もGoogleも世界中の人々に支持されると思います。
この素敵なCMをステップに、今後どう展開していくかがとても楽しみです。