田んぼアート     田舎館村
田んぼアート     田舎館村_e0162117_108343.jpg
今年でちょうど20年目を迎えた田舎館村の田んぼアートを見てきました。
年を重ねるごとにどんどん進化する田んぼアート。
20回目となる今年の図柄は 「悲母観音と不動明王」
悲母観音は人の子に対する慈悲や鎮魂、不動明王は悪魔払いの意味があり、
東日本大震災で亡くなった方への鎮魂と厄払いの意味がこめられているそうです。
昨年は7種類、今年は9種類の色の古代米を使用しているそうですから
より複雑で巧妙なアートの仕上がりになっています。
田んぼアート     田舎館村_e0162117_93539.jpg
不動明王の図柄は展望台からの眺めを計算した構図になっていました。
本来の図を斜めに変形させて見学者を向いているのが興味深かったです。
平面でも迫ってくるような迫力があって素晴らしかったです。
今年の試みを見て、さらなる可能性を感じました。
田んぼアート     田舎館村_e0162117_9351861.jpg
展望台から眺めた全体像です。
今年から展望台への入場は有料化され、維持費や大混雑を防ぐためには当然ですね。
そして、今年から第2会場も道の駅いなかだて「弥生の里」に新設されました。
そちらでは「七福神」の図柄になっているとのことで次回の楽しみにしておきます。

田んぼアート発祥の地、田舎館村。まさに「村おこし」そのものですね。
ブランド米の「つがるロマン」を全国にアピールするには最高のアイデア。
現在は他の地域でも取り組みが行われています。
進化する田んぼアート魅力は国内にとどまらず、今や世界からも注目されています。
by bull_chihoko | 2012-08-09 10:11 | 旅・お出かけ
<< 近未来の生活 この世の終わりのような不気味な雲 >>