日曜日に訪れた
手づくりデパートでいただいた一枚のチラシ。
それが「スタジオジブリ・レイアウト展」でした。
普段まるっきりテレビを見ないので、この展覧会があるのも知りませんでした。
新秋田県立美術館の竣工事業として今月17日から開催されているのでした。
レイアウトとはキャラクターの動きやカメラワークなどを書き込んだアニメの設計図です。
一枚の絵に背景とキャラターの位置関係、動きの指示、カメラワーク、撮影処理など、そのカットで表現されるすべてが描かれています。
会場では今までのジブリ作品から1300枚のレイアウトを展示、その枚数の多さも大変迫力がありました。
そこで、自分でもとても驚いたことがありました。
1300枚ものレイアウトの中で、たった一枚惹きつけられた絵に遭遇しました。
描きたいものをズバッと描いた線の潔さ、その絵の前で立ち止まりしばらく見入りました。
ほぼ全部の展示を見終わった場所にスクリーンとソファがあり、その上に「スタジオジブリ・レイアウト展」という分厚い本がありました。
なんと、その表紙絵がさっき立ち止まった一枚の絵なのでした。
それが、「もののけ姫」で使われたこちらの作品です。
わたしの次男の職業がアニメーターで作画監督をしている( →
こちら)ので、ちょうどこうして仕事をしているのかと思いながら鑑賞しました。
現在長男がスタジオジブリ(東小金井市)まで徒歩数分の所に住んでいて、わたしも上京の際にスタジオジブリの前を通ったことがあった( →
こちら)ので、その場所で作られているのだなと作品を鑑賞しながら思いを巡らしました。
以前に東京・三鷹のジブリ美術館を訪れたこともあり、やはりジブリワールドの魅力はジブリ美術館の方が満載で楽しめますが、こうしてリアルなジブリ作品に出会うと、また過去の名作も観てみたいという気持ちになりました。
夢を描くこと、それを喜びにすること、アニメならではの世界を楽しみました。