レ・ミゼラブル
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久々にぼろぼろと泣きました。
クライマックスでは、もう体が震えるくらい泣いていました。
ミュージカル映画でここまで揺さぶられるとは想像していませんでした。

鑑賞前はミュージカルでなくても良いのではという気がしていましたが
ところが、ミュージカルでなければ伝わらないのでした。
歌には心の感情を震わせて伝える圧倒的なパワーがあります。
それは到底セリフでは到達できない領域。
歌が持っている力、音楽の素晴らしさと感情の高揚、本当に心に響くのでした。
 
この映画の中で、わたしは輝く言葉を授かりました。
「一瞬の光で人生が変わる」という言葉です。とても心に残りました。
薄幸の少女だったコゼットが青年革命家のマリウスに微笑んだ瞬間の光。
一目で恋に落ちたその瞬間から二人の人生が変わりました。
コゼットを育てたジャン・ヴァルジャンは一切れのパンを盗んで19年間投獄された罪人でした。
人を恨むことのみの人生だった彼は司教さまから真っ当に生きる光を授かりました。
誰の人生の中にもその光はあるのだと思います。
その光を感じとること、そして信じることが生きる力の源。

ぜひ、劇場でご覧になっていただきたいです。
テレビ画面では絶対にこの素晴らしさは伝わらないでしょう。
期待以上の感動で、心からお勧めします。
by bull_chihoko | 2013-01-08 19:03 | 映画の感想
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