比内鶏原種の鍋         〜和会
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昨夜、料亭北秋倶楽部さんにて、比内鶏の原種の鍋をいただくという「和会(なごみかい)」にお声をかけていただき、初参加させていただきました。
秋田県声良鶏比内鶏金八鶏保存会の関口宣男会長さんの主催で毎年行われているお食事会なのだそうです。
秋田県声良鶏比内鶏金八鶏保存会は、大館地方を中心とする秋田県北部で古くから飼われ、秋田三鶏と呼ばれる国指定天然記念物の声良鶏(こえよしどり)、比内鶏(ひないどり)、秋田県指定天然記念物の金八鶏(きんぱどり)を『生きた秋田の遺産』として、後世まで種を残すための活動されています。
本来は国の天然記念物に指定されている比内鶏は食べることは禁止されているのですが、後世に残してはいけない何らかの欠点のある鶏に限り、関口会長さんによって特別に振る舞われました。
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比内地鶏よりも肉質が硬いためつくねにしています。
比内鶏原種の貴重な出汁に椎茸やお豆腐を入れてから鶏のつくねを入れます。
比内鶏の出汁が生かされた塩味で、大変美味でした。
最後はご飯を入れておじやもご馳走になりました。
絶対に市場に出回らない比内鶏をいただくことができて光栄です。
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関口会長さんは20歳の頃から40年以上、秋田三鶏を愛し、種の保存だけでなく、より優良な鶏を育てることに情熱を燃やされています。
平成19年、『日本で一番比内鶏に貢献した人』として、日本家禽協会から表彰。
大館の比内地鶏が日本三大地鶏に指定されているのも、保存会のご尽力あってこそ。
大館にこのようなお方がいらしてくれたことは大館の誇りであり、財産だと感じました。
by bull_chihoko | 2013-11-26 15:01 | 大館関連
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