浅紫
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写真は阿仁の夕暮れ時です。
一面の田んぼに降り積もった雪から靄が立ちあがって幻想的でした。
薄紫色に暮れてゆくその景色は穏やかで、とても美しかったです。
たぶん、何千年も前から変わらずにそのままの光景なのではないでしょうか。
こんな空を眺めながら古の人は恋の歌を詠んだのかもしれませんね。
日本には古来より綺麗な色の名前があります。
この写真のような色は浅紫(あさむらさき)・紫苑色(しおんいろ)といいます。
今はもう使われることが少なくなっていますが、和色名は本当に趣があると思います。
こういった文化を引き継ぐことで自然を美しいまま残すことにつながるような気がします。
by bull_chihoko | 2009-01-14 01:41 | 旅・お出かけ
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